■だし巻き卵の歴史
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そもそも野生の動物も獲物として卵を食べますから、本当の意味で卵を食べていたのは遥か大昔からだと思われます。
しかし西暦1300〜1400年頃の日本では仏教の影響で動物の肉や卵を食べることは禁止されていましたので、主に食文化としての起源はそれ以降になり、その始まりは安土桃山時代であるとされています。
この頃に外国からカステラなどの卵を使った焼き菓子が伝わる事で再び卵を食べ始めるようになり、その後江戸時代に入ると卵を材料とした料理も色々と生まれてきます。(当時卵はまだ高価なもので、庶民にはそうそう手の届くものでは無かったようですが)
ではだし巻きはどうでしょうか?
既に玉子焼きに関しては色々記録が残っているようで、当時色々な形で調理され、寿司のネタなどにも使われ始めています。
そしてこの時代には当然出汁も存在するのですが、調べた限りまだ出汁と卵を混ぜて焼く料理の記録は見つかりません。 |
歴史を遡るとちょっと面白い「たまごふわふわ」という料理が見つかりましたのでご紹介しておきます。
江戸時代の袋井宿(現在の静岡県袋井市辺り)で実際に出されていたものらしいですが、卵と出汁を土鍋の中で蒸し煮にし、膨れ上がった卵の泡と中の出汁をいただく料理なのですが、なんと当時からこの名前で売られていたようです。
現在袋井市はご当地グルメとして「たまごふわふわ」の復活に力を入れてらっしゃるようで、袋井市に行くと再現したものが色々なバリエーション(ラーメンとかもあるようです!)でいただく事が出来ます。 |
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話は戻りまして、
では逆に記録に残っているものから見ていきましょう。
調べていくと、明治時代には既にだし巻きが販売されていたという記事が見つかりました。
また現在もだし巻きを販売する店のいくつかが明治創業であること、そしてそのどれもが京都のお店であることから、明治初期、ないしは江戸末期あたりに京都で始まった見て良さそうです。
さすが出汁の文化と言われる京都です。
食文化として関西ではだし巻きがよく食べられるのに対し、関東では厚焼き玉子が主流であるという点からも発祥の地に関しては間違い無さそうです。 |